実音テスト(聴き取りテスト) 楽器聞き分け対策・その3

中学校の実音テスト(聴き取りテスト)、吹奏楽部でもないし

小さいころからピアノも習っていないし・・・

よくわからないとあきらめていませんか?

確かに小さいころから楽器を習い、部活で音楽経験を積んでいる子は

テスト内容に不安はありませんが、

習っていなくても少しのやる気を音楽に向けていただければ

成績アップも夢じゃありません。

 

実音テスト(聴き取りテスト)の1問目によく出題されるこの問題

1. 今から聴く音楽の主旋律を演奏している楽器を選び、記号で答えなさい。

その楽器を聞き分けるコツを

実音テスト(聴き取りテスト) 楽器聞き分け対策・その2 と

 

実音テスト(聴き取りテスト) 楽器聞き分け対策・その3に分けてご紹介。

 

ただし読んだだけではダメですよ。

きちんと解説をきいて実際の音を聞いてください。

 

 

教室にある過去問題19件から楽器の出演頻度?をまとめてみました

【1】楽器名出題回数

1位 (18回) フルート    ヴァイオリン 

2位 (17回) チェロ 

3位 (16回) トランペット 

4位 (13回) トロンボーン     三味線

5位 (12回) 筝

6位 (11回) ホルン クラリネット

7位 (10回) リコーダー

8位 (8回) オーボエ

9位 (6回) ピアノ

10位(5回) 尺八 ギター パイプオルガン

11位(3回) ヴィオラ チェンバロ コントラバス チューバ ピッコロ ハープ

12位(2回) サックス

13位(1回) ファゴット

 問題に出た楽器を集めてみましたが

生徒さんから どれを選んだのか 正解や回答をすべてもらったわけではないので

回答に求めらる楽器の頻度まではわかりませんが

4つ選ぶパターンが多いです。

楽器出現率からも 聞き分けてほしい楽器が見えてきます。

 

それではこの「実音テスト(聴き取りテスト) 楽器聞き分け対策・その3」では

6位以上の楽器をご紹介します。

 

 ♪ 《ホルン》

金管楽器の中音域を担当していますが

これもうっかりしたら 「ラッパ」と総称されるように

金管であることはわかってもトランペットかトロンボーンと区別がつきにくくなります。

木管五重奏にホルンが入ることもあり、木管の音色に溶け込みので

ひょっとしたら木管と勘違いするかも。

しかし 聞き分けするとなると

ホルンはトロンボーンやトランペットよりは 叙情的なメロディーを担当し

勇壮に演奏されてもトランペットの華やかさとは異なります。

これもひたすら聞き比べですか。

 

♪ 《クラリネット》

やわらかい音色で人の歌う声に近いとか言われていますが

オーボエで紹介したように ひたすらオーボエを聞いて

クラリネットを聞けばやっぱりクラリネットだ~という音がします。

聞き分けテストではないのですが

楽器のシルエットでオーボエかクラリネットを判断する問題が出たことも。

オーボエは吹くところがクラリネットより細いです。

吹くところの反対側(音の出口、 ベル部分)は

オーボエは丸みを帯びていますが クラリネットは開いています。

 

個人的にはモーツァルトのクラリネット協奏曲をきいているとうっとりしてくるのですが。

 

♪ 《筝》

鑑賞では宮城道雄の「春の海」が代表のようですが

三味線も筝も現代ではいろんなジャンルで使われています。

 

曲が日本の音階でいかにも「和」なら筝のイメージもしやすいのですが

洋楽風なら弦を爪弾くということで チェンバロ? えっ?何?ってなことに。

あまり深読みしないで聞いてくださいね。

 

♪ 《三味線》

筝、尺八とならんで和楽器の代表。

弦をはじくので 筝と間違えやすいですが

はじく道具が違います。

筝は指先につける爪。

三味線はバチです。

角張った四角いおしゃもじで弦をはじけばやはり

音のイメージは「べんべん」でしょう。

 

和楽器、洋楽器と分けずに

問題を見たら 弦をはじくものは何?と考えて分けます。

チェンバロ、ギター、筝、三味線、そしてハープ。

物の楽器を見る機会がなくても

DVDやYoutubeでもいいですから、楽器の演奏スタイルをみて

音を聞いてイメージを持てば 聞き分けやすいかも。

 

♪ 《トロンボーン》

実際の楽器は見たことがなくても、構えてスライドさせるジェスチャーをすれば

「ああ あれね」って わかってもらえる楽器です。

このスライドさせて出る音が聞き分けのコツ。

音域や音色では ホルンと違ってトロンボーンは

テナートロンボーン、テナーバス、バスと種類があって

バストロンボーンなどはとても低く感じられますが

他の金管楽器と違って スライドさせてでる「ぴゅーっ」を聞き分けて。

 

♪ 《トランペット》

3位になりました。

トランペットは馴染みがあるのか たいてい聞き分けてもらえているようです。

華やかな明るいファンファーレ風な曲が聞けたらすぐわかります。

ただバロック時代の曲をトランペットで聞くと

ラッパなのか笛なのかわかりにくい時も。

 

♪ 《チェロ》

木管でいう中音域のクラリネット

弦楽器ではチェロ。

ヴァイオリンのほかにチェロくらいはしっかりわかって下さいねと

願いが込められて出題されているような気がします。

ただ音域が広いので高音域できくとヴィオラかもと思いますが

今までヴィオラを解答に求められることはなかったと思うので

弦楽器でヴァイオリンじゃないと思ったらチェロかな。

 

♪ 《フルート》

「山の音楽家」では小鳥さんが上手に吹いているフルート。

横に構えて吹くジェスチャーをしたらすぐにわかっていただける「フルート」

ただ リコーダーのところで説明したように

昔は使用目的がリコーダーとも似ていたので

うっかりすると 曲によってはリコーダーに聞えてしまいます。

でも 息遣い、息の音が必ずフルートには聞こえてきますよ。

 

♪ 《ヴァイオリン》

フルートと同じく出現頻度1位のヴァイオリン。

正解率は高いです。

ヴァイオリン協奏曲を聞いて チェロと答えた人はいなかったですから。

 

1位のヴァイオリンはあっさり終わってしまいましたが

1位たる所以、みんな知っている聞き分けやすい楽器なのでしょうか。

 

さて

1. 今から聴く音楽の主旋律を演奏している楽器を選び、記号で答えなさい。

その問題を文章でコツを紹介をしたのですが、お役に立ったでしょうか。

 

「百聞は一見にしかず」とことわざがありますが

音楽は

「百見は一聞にしかず」になるのでしょうか

 

いろんな曲を聞いてください。

 

問題が配布されたら

まず楽器群をざっと4つに仕分け

1.擦る楽器     ヴァイオリン チェロ コントラバス

2.ラッパ    トランペット トロンボーン ホルン 

3.笛      クラリネット オーボエ フルート リコーダー

4.爪弾く楽器  筝 三味線 ギター ハープ ここであえてチェンバロ

 

4群のどれになるかはわかるようになりましょう。

そしてそれから それぞれの楽器の特長を思い出して選んで下さいね。